中国メーカーの日本進出支援で最初に行ったこと
2026/06/04
中国メーカーの日本進出支援と聞くと、多くの方は営業先探しや販路開拓をイメージするかもしれません。
しかし、今回私が携わっている中国PVB樹脂メーカーの日本市場開拓プロジェクトで最初に行ったのは営業活動ではありませんでした。
まず着手したのはリスク管理と市場調査です。
海外メーカーの商品を日本市場へ提案する場合、
・どのような資料が必要なのか
・どのような用途があるのか
・どの企業がターゲットになるのか
・どのような質問を受ける可能性があるのか
を整理する必要があります。
実際、今回の案件でも中国側は日本市場で何が必要なのか分からない状態でした。
中国国内では販売実績があったとしても、日本企業へ提案する場合には別の視点が求められます。
そこでまず市場調査を行い、日本企業へ提案するために必要な資料を洗い出しました。
・製品スペック
・SDS
・RoHS関連資料
・品質データ
なども、その過程で整理を進めていきました。
また、商社やメーカーへアプローチする前に、
・日本市場で提案可能な製品か
・どの用途が現実的か
・どのような懸念が想定されるか
を確認していきました。
海外メーカーの日本進出支援は、単に営業先を探す仕事ではありません。
市場を調査し、必要な資料を整え、日本企業が評価できる状態を作る。
その準備こそが、日本市場への第一歩なのだと感じています。
次回は、当初MLCC用途を想定していた製品が、なぜ接着剤や塗料用途にも展開することになったのかについてお話ししたいと思います。
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