月餅という食べ物
2024/11/01
日本でもその日に食べる食べ物があります。お正月のお餅、ひな祭りの桜餅や雛あられ、こどもの日の柏餅やちまき、お彼岸に食べる牡丹餅(オハギ)。地方によって、食べ方が変わったり、レシピが変わったりします。
中国の中秋際には月餅。これもまた、さまざまな種類、レシピが存在します。
私が中国で勤めていた会社は子会社がリゾートホテルを経営しており、私のオフィスもホテル内にあったため、月餅の試食は恒例行事でした。中国では、あるランク以上のホテルは月餅を販売しており、ホテルの社員には月餅販売のノルマがありました。
もちろん、月餅は外注ですので、業者のサンプルを試食して、今年の月餅はコレ!と決定して、発注するわけなのですが、これが、私にとって楽しみな行事かと言われると、そうでもなかったわけです。
会議室に入ると10種類を超える月餅が8等分にされており、それを食べて、これが美味しい、これは良くない、という論議が始まるのです。
私が好きだったのはナッツ系の入ったもの。クルミやカボチャの種、ピーナッツやアーモンドが砕かれて餡の中に入っているものは美味しかったです。あと、カスタードや類似の黄身餡も好きでしたね。シンプルに餡子だけも好きでした。
変化球で苦手ではあるものの、まあ大丈夫なものとしては塩漬けのアヒルの卵の黄身が餡の中に入っているもの。スイーツの甘じょっぱいものは、あまり得意ではないので、みたらし団子はあまり得意ではありません。お好きな方は、ハマるかも知れませんね。
最後に、前提として、私は食べ物であれば、通常食していらっしゃる方のある食べ物であれば、一回は口にします。ゲテモノはたくさん食べてきました。
エジプトでは羊の脳みそ、鳩。フランスではウサギ。ベトナムではアヒルの水かき、タニシ。中国ではまぁ、いろいろ食べましたよ。鴨の頭、蛇、蚕の繭の中身(コレは結構きつかった)。ここでは書けないものをいただいた経験がありますが、人生で2回目の飲み込むことを体が拒否する食べ物を経験しました。
ソーセージ(サラミに近い。サラミもかなり脂が濃いサラミ)が甘い餡子に入った月餅。食べ物を口に入れて人生で2回目ですが、涙目でえづきました。
通訳さんが気付いてくれて、ティッシュを持ってきてくれて「コレに吐いて!」って言ってくれたので、助かりました。口に入れた食べ物を吐き出すことは昭和生まれには、かなり抵抗があるのですが、本当に助かりました。
そもそもスイーツに肉が苦手というか無理な模様です。パンケーキにベーコン、メープルシロップは目にしたことがありますが、多分無理なので食したことがありません。この組み合わせがお好きな方は、餡子サラミの月餅は意外とお好きかも。
まぁ、でも8分の1づつとはいえ直径10センチを超える10種類以上の月餅を食べるわけです。胃もたれ半端なく、晩御飯も食べる気がしなくなるこの日が私は結構憂鬱でした。
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