中国企業の“通常運転”
2025/08/30
サンプルを送るためには、当然ながら第三者機関の試験データが必要です。
日本ではまだ無名の企業だからこそ、データがなければ営業の土俵にすら立てません。だから「データを取ってください」と依頼しました。
ところが返ってきた答えは「取引先がデータを取るものだ」。
……いやいや、そこで出てきた私の心の声はひとこと。
「何様?」
もっとも、中国ではこれも“通常運転”なんですよね。
そこで私がやったことはシンプルです。
・日本ではまだ認知度がなく、信頼を築くためにハードルが高いこと
・信用できるエビデンスなしに日本企業は相手にしてくれないこと
・そもそも第三者機関の試験データがなければサンプルを送ることすらできないこと。ではどうやって送るつもりだったのか?
こう突きつけるしかありませんでした。
実際のところ、きちんと理由を述べればその場では納得してくれます。
ただ、しばらくするとすぐに忘れて、また同じやりとりを繰り返すのです。
しかも、第三者機関で試験データを取ることは一場面だけのためではありません。
日本企業に提出する、営業資料に載せる、品質保証に使う——用途は山ほどあります。
それなのに、中国企業が見ているのは「この顧客に出すため」など、たった一場面だけ。
でも、それが彼らにとっては通常運転です。
免疫のない方がこのやりとりを毎回繰り返すと、メンタルを抉られると思います。
けれども、私たちの仕事の一部は、まさにこの“やりとりを繰り返すこと”にあるのです。
----------------------------------------------------------------------
Cross-Link Consulting合同会社
福岡県福岡市中央区天神2丁目2番12号
T&Jビルディング7F
電話番号 :
090-4599-1609
----------------------------------------------------------------------