手配をギリギリになって始める
2024/10/30
中華系の方によくある傾向として、計画や手配をギリギリに始めるという困った方が多いということが挙げられます。そして、簡単に手配したものをキャンセルする傾向にあります。
私を含め、日本人は早めにチケットや予約が取れるうちに確保しようという思考で、計画を早めに立てる傾向があるかと思います。急いで手配をして漏れがあることを嫌います。
しかしながら、今までお付き合いした中華系の方々は、例えば、1ヶ月先に出張が決まったとすると、手配を始めるのは早くて1週間前、3日前から手配を始めるなんてザラです。前日手配を始めて、結局チケットや予約が取れず、出張自体が日程変更になることも多々あります。
それに加えて、人気ホテルや旅館をしてされ、半年先まですら難しい予約が取れるはずもありません。高級ホテルは割合予約が取りやすく、財力のある依頼主であれば、お高いホテルを予約して差し上げます。
最初こそ、罪悪感もあり、何とかしようと策を巡らしたりしましたが、大変な思いをして予約をとっても、簡単にキャンセルを言い渡してくるので、諦めました。
ありません、できません、不可能です、ははっきりとお伝えし、通常一通りの作業にて予約が取れなければ、取れません、にて日程変更を伝えられてからの繰り返しにしています。
なかなか非効率で、正直イライラしてしまう作業ではあるのですが、中華圏でビジネスをしていると、ちょっと考えを改めました。
まず、本当に予定が立たないのです。急遽何かが起きることがあるのです。例えば政府の人間が視察に来る、とか検査が入るとか、呼び出しを食うとか、降りるはずのビザが下りなかったとか、それは出張どころではないですよね、ということが突然起きます。様子を見て、「うん、予定通りに行けそうだ!」となったところで準備を始めるのです。
出張だけではなく、ビジネスにおいても同じようなことが言える場合があります。予定通りに進まないイライラを抱えて先読みしてハラハラするより、その場その場でできることする連続で進む感覚です。
ただ、一旦、ピタッとハマると、目眩くスピードで仕事が進むのです。タイムスケジュールに沿って進む日本とは違い、停滞して、ダァーッと進んで、停滞して、一気にゴールのような進み方をします。
ここでのポイントは非効率な時期の無力感と手配したものがキャンセルになるストレスをストレスとして受け止めないことです。精神的に抉られると、自分自身の本来の力が発揮できませんので、終わったことは終わったこととして引きずらすに進めることで自分を守ることができます。
もっとディープなお話は、お会いした時にでもお話ししましょう!
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