中国生活で困っていたものとは?美容室編
2024/10/19
中国の内陸部、都会ではない場所で生活をしていて、困ったことは大きく下記のことです。
・日本の味
・散髪
・市販薬
・病院(歯科クリニック含む)
都会に住んでいれば、日本人が経営している、もしくは対応してくれる施設があるので、あまり問題にはならないですが、都会だとしても求めるクオリティーが得られる保証はありません。
食事に関しては、何でも食べるをモットーにしており、現地の食事が口に合うという運に恵まれたので、たまに日本へ帰国した際や、上海で日本レストランに足を運べば、さほど苦痛ではなかったのですが、困ったのは美容院です。
現地の人たちは同じ髪型をしていることが多く、たまに奇抜なヘアスタイルをしている人もいましたが、奇抜過ぎて、顔が負ける自信しかありません。生えグセや髪質に合わせて繊細にカットしたりスタイリングを提案していただける美容室は、ないです。
後、男性の角刈り率がハンパなかったですね。通訳さんに「どうして男性は角刈りが多いの?」と質問したら「男らしいからです!」との回答でした。
結果として、上海の日本人の友人に日本人の美容師さんを紹介していただき、髪を切るために上海に3時間半高速バスに乗って足を運ぶという状態で、髪型を保っておりました。
幸いなことに美容師さんの腕は抜群で、日本でもあのレベルでカットをしてくれるお店を探すことが難しいだろう、と大満足だったのですが、アシスタントさんが皆中国人でしたので、サービス的にはちょっと残念なことが多々あったので、ここで書きたいと思います。
・前のお客様のカット後の髪の毛が散らばった床、シートにも残っている状態でお席に案内
・シャンプーがアグレッシブ過ぎる
└シャンプー中にガンガン顔に水が飛んでくる
└シャンプー後に顔がびしゃびしゃ
・タオルの使い方がイマイチ
└シャンプー後に巻いてくれるがシートに移動している最中に取れるほどゆるゆる
└きつく巻かれ過ぎて、頭が痛くなる
まだ挙げれば細かい点はあるのですが、サービスが自分目線であることが、日本人の私にとって違和感があるのです。私も現地で従業員教育をしている際にいつも苦労していたことなのですが、相手がどう思うかを想像したことがないし、自分もされたことがない、ここで「相手がどう思うか、どうされたら気分が良いか想像してみましょう」は難しい相談です。
ただ、全くできないわけではないのですよ。家族や親しい人は、その性格をよく知っており、もともと中国人はサービス精神のある方達なので、「そこまで気を遣わなくていいのよ」というくらい、優しくしてもらえます。この「その人を知っているか知らないか」が分かれ道となります。
「この人をよく知らないので、何が喜ぶが分からない。とりあえず決められたことをやる」
まぁ、タオルなんか取れるほど緩いと仕事をしたことにならないし、きつく巻き過ぎれば誰だった頭が痛いですが、決められた動作はやりましたよ、ということです。
また、オーナーの日本人の方も、アシスタントさんが日本人と同様に作業ができる余裕がないことはお店に滞在していればよく分かります。あくまでも優先は顧客が満足をするスタイルを提供する、ということです。こちらとしても、接客は抜群に良いが、トラ刈りにされてしまっては、本末転倒です。その意味で、通っていたサロンは満足していたので、私はリピーターとなったわけです。
そのお店のアシスタントさんが、今後、「日本人のサロンで修行をした」という鳴物入りで、上海やその他の都市、生まれ故郷などでサロンを開店するんだろうな、と思いながら、頑張ってサービスは後回しにしてもオーナーの技術を自分のものにして欲しい、といつも考えていました。
日本に戻ってきて、日本の美容室のレベルは本当に高い、と実感しています。
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