某国の日本の麺が好きではなかった話
2024/10/16
マズいという表現は好きではありません。
毒でなければ、食べることができるし、味の好みも人それぞれです。
前提はここまでで、東南アジアの某国で、日系の麺屋で日本でよく好まれる麺を食しました。
(どこの国のどんな麺かを記載してしまうと、お店が特定されるため、ここまでの表現としております)
残念ながら好きではない。見た目は頑張って綺麗に作っていましたが、スープの味もなんだかボケボケ。麺もなんだか粘土を噛んでいるようで、残してしまうことに罪悪感はあったのですが、完食は無理でした。それなりのお値段はしたので、非常に残念でした。
どうして、こんなことが起きたのだろうか?と考えてみました。
日本で展開をしていて、海外に進出したのでしょうから、日本ではそれなりに人気店であるかと考えられます。予想ですが、日本の味と海外の味にかなりの乖離があるはず。
海外で飲食店を出店する場合、マーケティングはもちろん大切ですが、飲食店の核となるお店の「味」がやはり重要になってきます。
【「味」を担保するために重要なこと】
・原材料の調達
・その国に合わせたオペレーション
・従業員教育
・定期的なチェック
海外で飲食関係の仕事をしている友人に話を聞いたことがあります。
「この国の従業員は『摺り切り一杯』に個人差が出ちゃうんだよねー」
それでは「味」が安定しない訳です。出来うる限り計量して投入する作業を減らして対策を立てたそうですが、なるほど、と考えさせられた経験談でした。
私が飲食関係の仕事ではないですが、実際に現地従業員と働いた中で体験した感想としては以下のような印象です。
「(他人のため、ひいては自分のために)仕事がうまく進むように」
→効率化を図る
→工夫をして手を加えてみる
のではなく、
「(自分の)作業が楽になるように、好みにするために」
→作業手順を省略する、もしくは省く
→自分なりのアレンジを加える
一旦、基本をマスターした上での省略やアレンジであれば良いのですが、基本ができない上の省略、アレンジなので、元には戻れなくなってしまいます。
もちろん日本人が全員できるわけではないし、海外の方が全てそうであるというわけではありませんが、傾向としては凡そ合っています。
日本でも傾向があるかもしれませんが、特に海外では「今」を重要視します。
「今」楽だからいい
「今」儲かっているからいい
「今」しんどいから手を抜く
事業として成り立たせるためには中長期的な視点で動いていくことも大切です。
小さな違和感や、問題に対しても真摯に向き合う必要があります。
私たちは一緒に考え、解決を図ってまいります。
私たちは手続きや環境整備も必要ですが、それも含めてのコンサルであると考えます。
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