ナポリタンとマンゴー寿司
2024/09/18
本場の味のこだわりは大事だと思います、と、同時に柔軟性も海外進出をする際には大切になってきます。
私は以前、中国で働いている際に、ホテルにオフィスがあったので、ホテルでお出しする料理の試食などをたまにやらせていただいておりました。ビュッフェの一角に寿司コーナーがあり、そこに見慣れない黄色いものに巻き巻きされた巻き寿司があったので、「これはなに?」と尋ねたところ、まさかのマンゴーでした。
一瞬、怯んだのですが、食べ物は一旦食べてみてから好き嫌いを判断するというマイルールがあるため、恐る恐るいただいてみたところ。。。「あら、やだ、美味しい」ということになりました。
キュー◯ーのマヨネーズを使っているのですが、中国にお住まいになったことがある方はご存知かもしれませんが、こちらは青マヨが使われておりました。赤マヨは日本と同じ味。青マヨは甘いのです。
日本企業のマヨネーズでしたので、一度知らずに青マヨを買ったところ、使い果たすのに苦労しました。
寿司にマンゴーという発想は無かったですね。日本でもお目にかかったことがございません(あるかも知れませんが)。
何が言いたいかと言いますと、マンゴー寿司は邪道かも知れません。寿司というイメージを持って、日本には無い味を作り出しているかも知れません。しかし、本場イタリアナポリにないナポリタンを作り出した私たち日本人も同じことをして、日本人が美味しいと思うナポリタンを作り出しています。
ガチ本場の味に行き詰まった時には、発想の転換が必要になってきます。ガチガチにこだわって、現地で採算が取れなければ、海外進出した意味がなくなってしまいます。もちろん、ブランドを守ることも大事ですが、柔軟な発想を以て、挑戦をしてみませんか?
※中国ではキュー◯ーさんも甘い青マヨを作ってますし、◯ーモントカレーには八角が効いてます。
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