海外で働くということ⑤
2024/09/16
⇨海外で働くということ④より
日本では「相手」の立場に立って、自分で考えて、という指導をよくやりますが、これを中国でやると「相手」はひとりではないので、どう思うか一定ではないからわからないという答えが返ってきます。
確かに。
私のいた環境では、平均的なところを想定するという感覚が苦手な人が多かったです。「だいたい」とか「傾向」とか目線を遠くにすることが、感覚的にできないというか。
例として、列に並ばないのではなく、目の前の窓口に行きたいので、窓口しか見えてないため、突進してしまうのです。並ばないのではなく、並ぶことができない。
結果を求めるために過程にこだわると、軋轢を生んでしまいました。したがって、過程を変更する必要がありました。
ルールを定めて、ルールに則った動作ができるように訓練するという選択をしました。
はっきりの一件が切っ掛けではないですが、今までのやり方、考え方を捨てるターニングポイントではありました。
自分が日本で、普通にこなして成功していた方法を捨てる、ということは勇気が必要ですし、また身に染み付いていて、知らず知らずのうちに考えなしで動いてしまったりします。
また、一人きりで戦うと、かなりメンタルを抉られます。私もその際に、中国で働く日本人仲間から注意を受けたり、アドバイスをされたり、愚痴を聞いてもらいながら乗り切りました。
海外で仕事をするにあたって、今から考えると近道があったり、考えても仕方のないことや日本とは違ったコツなどもあります。海外へ飛び立つ方々のお役に立てますと幸いです。
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