海外で働くということ④
2024/09/11
⇨海外で働くということ③より
日本でのやり方で中国で仕事を進める事が、難しいではなく無理ということに気付いたとこまでは良かったのです。分かり合えないなら、妥協し合えるところをお互い探っていくという方向に考えを改めてからが、己の中の無意識と戦う日々になりました。
たまたま、所属している会社がホテルを経営していたので、業務の合間に従業員の接遇指導をしてくれとの依頼を受けた私は、基本の「お辞儀」に関して、説明をしました。
会釈と敬礼、最敬礼に関して、事細かな質問を受けてしまったのです。
相手との距離が何メートルになったら会釈で、何メートルから何メートルの距離になると最敬礼になるのか?最敬礼は何秒頭を下げればいいのか?
私の中でも明確な答えはなく、状況に合わせて、何となく考えることもなくこなしていた動作について、ほとんどの従業員が疑問に思うことに衝撃を受けました。つまり、自分の無意識にその動作が刷り込まれていたため、何でこんなことを1から説明しなければならないんだろう?と戸惑いました。
結局、中国に渡ってからの日常、私は同様の中で、自分の当たり前を相手に求め、理由やその判断の根拠に関して「わかっている」ことを前提に、強引に進めようとしたために軋轢を生じさせてしまっていたのです。
さて、どう説明するか?
⇨海外で働くということ⑤に続く
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